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オホーツクの潮目を越えてくじらに接近!

本当にいい天気。空が青い!
海の匂い。さっきから何度も深呼吸をしています。オホーツク海に面した網走市にきました!
ここ網走沖には、地球上で一番大きな「ほ乳類」=くじらが流氷の去った海にやってきます。絶対に、間近で見たい!と思い、やってきました。今日は、イルカの群れに出会うことができるかもしれないって。期待感でワクワクします。網走市では、クルーザーに乗ってオホーツク海の沖に出て、手が届くくらいの近さで「くじらウォッチング」できます!



出発場所は「網走道の駅」裏手にある発着所です。道の駅の右手から岸壁に進むと、ネイチャークルーズ船が停泊していました。船の名前は「チバシリ」。船長さんは「前田キャプテン」。最高の場所に連れてってくださいね!

沖合約37km付近まで船は進むとのこと。外海は波が高いから、大自然を満喫できますね、きっと。

旗が風になびいています。網走ネイチャークルーズと書かれています

出航してまもなく右手にある「流氷ガラス館」の前を船は通ります。ガラス館の人たちがお店から出てきました。わあー、感激、見送りに手を振っています。自分も思いっきり振り返しました。
1日何便も出る船の様子をちゃんと見ています。きっと「帰りにはお土産買いに寄ってよ?!」って挨拶なのかな?下船したらちょっとよって見ましょうか。岸壁はで釣りを楽しんでいますね。気分最高です!

港を出てしばらくすると海に境目がついているのが見えてきました。わかりますか? これ、「潮目」と言うそうです。はじめて見ました。海水温や流れの違う潮がぶつかっているところです。沖合側の色が濃く、海は深く、冷たいのでしょうね、海の向こうまでずっとずっと続いている不思議な光景です。

オホーツク海が本当に綺麗です。壁のように黒くも見えるし、鏡のように輝きもする。真っ青の海の中からクジラはどんな顔で出てくるのかな?

紹介します。私が命を預けている(ちょっとオーバーかな?)、我がチバシリ号の「前田キャプテン」です。すでに潮焼け?日焼け?のパワフルで健康的です。
なんと、捕鯨歴は40年を超える超ベテランで、10km先のクジラやイルカを発見できるそうです。スゴ腕。

しかも、一旦見つけたら、巧みな操舵術で追跡率はほぼ100%の満点キャプテン。だから、乗船者はかなりの確率で、とても間近でくじらを見ることができます。その船を操る装置がこれ、たったこれだけ? と思うくらいシンプル。

そして欠かせないのがこの双眼鏡。10km先まで見える優れもの。

乗船者は全員救命胴衣を着用。モコモコしています。

私たちのワクワクを背負う前田キャプテン。笑いながらも、目は常に10km先。会えるかな? 会えるといいな。 なんて、のんきなことを喋ってると、突然前田キャプテン!

「9時の方向にイルカ!」 海はキラキラしているし、前田キャプテンじゃないから、実は良く見えないのですが、確かに波がたって白く見えます。あのことかな? 目を凝らして見ていると、あっ!いた?!!10頭も?

前田キャプテン曰く、「運が良ければね」。網走で見られるのは、イシイルカ、カマイルカ、ネズミイルカの3種のイルカだそうです。

本命のクジラを探してキャプテンは船を沖に進めます。またまた、キャプテン!「クジラ いたぞー!」3頭のクジラです(写真が下手でごめんなさい)。感動だなー。船上では、「きゃ?っ!」という叫び声。やっぱり、こんなに間近にクジラを見られるのは、大自然と隣り合わせているからですね。

オホーツクのこの海には、マッコウクジラ、ツチクジラ、ミンククジラの3種がくるようです。他にも季節とタイミングによってオジロワシ、アザラシが見られるようです。

約2時間半のネイチャークルージングでした。

あばしりネイチャークルーズ
問合わせ:網走観光協会0152-44-5849

運行期間:4/27~10/30
所要時間:約2時間半
運行料金:大人 8,000円
小人(小学生以下)4,000円
運行時間:午前コース 8:30出発
午後コース 15:00出発
※ 月によって運行時間が変わりますので、必ず事前に確認して下さい。
※ 天候や波の状況によって、運行できない場合もあります。