地元や観光客にも人気がある網走産の「毛がに」。冬期間、流氷で覆われたオホーツク海で育った毛がには、身の締まりや甘みのほか、かにみそのコクが抜群に美味しいです。
上品で淡白な味といわれている「ずわいがに」。かに鍋料理によく使われることから「冬の味覚」というイメージがありますが、網走では春から初夏にかけても食べ頃となります。
国内産の「いばらがに」は希少で、市場にあまり流通していないことから「幻のカニ」とも呼ばれています。その味は、「たらばがに」に引けをとらないほどの美味しさです。
かにの王様と呼ばれている「たらばがに」と「あぶらがに」。両方とも主に夏ごろから漁獲されますが、たらばがには北海道以外でも漁獲されるのに対し、あぶらがには国内産のほとんどが網走沖で漁獲されます。
ところで、たらばがにとあぶらがには一見すると似ているように見えますが、一般的な見分け方は、甲羅中央の突起の数が「たらばがにが6個」「あぶらがにが4個」。また足の裏が白っぽく、爪が長いのがあぶらがにの特徴です。鮮やかな身が詰まっている網走産のたらばがにとあぶらがには、さすが、かにの王様といわれるだけあって、口の中に広がる甘さや香りは天下一品です。
網走は日本有数の「さけ」の水揚げ地。網走産のさけは栄養豊かなオホーツク海などを回遊して育ち、脂の乗りも良く身も締まっています。その身は、切り身や新巻鮭、山漬け、トバなどに、魚卵はイクラや筋子に加工され、焼き魚やちゃんちゃん焼き、イクラ丼など色々な料理で、とても美味しくご賞味いただけます。
※平成26年10月、網走漁業協同組合のサケの水揚げ体制が、EUの衛生管理基準に適合していることを北海道が承認し、市内の「EU-HACCP認定施設」で加工された「網走産サケ」がEUへ輸出されるようになりました。(平成7年以降、国内初です。)
冬になるとオホーツク海や能取湖は氷で閉ざされますが、流氷などの働きで、より栄養豊かな環境になります。栄養豊かな環境で成長した網走産の「ほたて」はほんのり甘く、そして歯ごたえが抜群。お刺身や貝付きのバター焼き、フライなどの色々な料理の食材に最適です。
※平成25年10月、網走市沖合が「対EU輸出ホタテ生産海域」としてEUから認定を受け、市内の「EU-HACCP認定施設」で加工された「網走産ほたて貝」が、EUへ輸出されるようになりました。
網走で主に漁獲されるウニはエゾバフンウニという種で、鮮やかな身色とオホーツク海の旨味が凝縮された濃厚な味わいが特徴です。
開きホッケやキンキ、カレイ、ニシンなどの干し魚は、網走を代表する味覚の一つ。オホーツク網走の旨味が凝縮された干し魚を是非ご堪能ください。またお土産品としても最適です。
サケ・カラフトマスの魚卵は、オホーツク海の栄養分をふんだんに含んだ海の宝石です。魚卵を塩漬けしたもののが筋子、筋子から卵のうを取り除き、塩・醤油で味付けしたものがイクラです。
網走は冷凍すり身発祥の地。新鮮なスケトウダラを主原料に味わい深い各種かまぼこ(揚げかまぼこ・焼きかまぼこ・ゆでかまぼこ・ちくわ)が作られています。かまぼこは市民のソウルフードの一つです。
網走のしじみの漁獲量は北海道一。例年、道内の8割以上を占めています。漁期は網走湖が5~10月、藻琴湖、濤沸湖は主に冬。いずれも粒が大きい網走のしじみは、お味噌汁の具材や贈答用などに最適です。
網走のシラウオ・ワカサギの漁獲量は北海道一。シラウオは秋、ワカサギは冬が旬となっており、どちらも網走を代表する季節魚です。是非網走の旬の味覚をご堪能ください。
四季のさかな
●すけとうだら ●まだら ●ほっけ ●かれい ●きんき ●毛がに ●かに ●ずわいがに ●ほたて ●うに ●しじみ ●にしん ●ほっき
●すけとうだら ●まだら ●ほっけ ●かれい ●からふとます ●きんき ●かに ●ほたて ●しじみ ●たこ ●くじら ●うに ●ほっき ●ほっかいえび
●すけとうだら ●まだら ●ほっけ ●かれい ●さけ ●きんき ●かに ●ずわいがに ●いか ●ほたて ●しじみ ●わかさぎ ●しらうお ●かき ●ほっき ●たこ
●すけとうだら ●まだら ●ほっけ ●かれい
●きんき ●しじみ ●わかさぎ ●うに
あばしり旬カレンダー
やっぱり地元 みなとまち網走 見て歩き
おさかな屋さんマップ
地場産の美味しいお魚はこちらのお店へ!
※入荷状況や地方発送等については、各店舗までお問い合わせください。
※年末年始・お盆など記載の定休日以外にもお休みの場合があります。詳しくは各店舗までお問い合わせください。
※下記事業所では、加工業務をメインに行っています。小売りを希望される場合は、事前に各店舗にお電話をお願いします。
網走市 水産漁港課 TEL.0152-67-5456
協力:網走市水産加工振興会
写真提供:㈱北海道アート社