森町の財産である「桜」を1本1本記録しました。森町を離れ遠くに住んでいる方に、現在お住まいの方に、これから桜を見に来られる方に、緯度経度のさくらMAPを作りました。森町自慢の固有種、一般種が見られます。皆さんに、いつでも桜を見てもらえるように、心がつながるように。
アイヌ語で「オニウシ」と呼んだこの一帯。樹木の生い茂った所という意味を今も公園名にしている「北海道もりまち」。
道南でも屈指の桜の名所である森町は、オニウシ公園と青葉ヶ丘公園の2つが繋がり約1500本の桜が、4月20日〜5月10日に咲きます。桜まつり、桜の木下でジンギスカン、夜桜・・。
桜が告げる春の気配です。是非、お越しください。
樹齢300年の老木もある歴史ある公園です。1000本もの桜が植えられた桜の公園として有名です。
森町の桜守(さくらもり)
緑の総合研究所 樹木医(じゅもくい) 金田正弘先生
桜守は桜の木の管理人です。桜の木や枝、根の調査、診断、治療をしています。3年先、5年先の状況を予想し、木の命を守っています。
桜の満開は春の知らせです。爽やかな風、陽射し、気温が花を咲かせます。
桜は日本の象徴です。免税のTAX-FREEマーク、自衛隊マーク。あるいは、桜の校章も多いですね。人は、桜の花に純潔、優雅、開始を感じます。
さて、森町の桜には、堀井緋桜、駒見桜、青葉枝垂、森小町の非常に珍しい固有品種があり、貴重です。中でも、森小町は絶滅の危機から復活した運命の桜です。是非、ご覧いただきたい一種です。
「サクラサク」 森町で桜の一品を探してみませんか?
森町一帯は、漁師町として東北からの移住者が増え、早くから栄えました。今も、ミシュランに掲載される鮨店があるほど、旬の新鮮な魚介が取れる港町です。
江戸の終わり、旧幕府軍を率いる榎本武揚等は、開陽丸など軍艦8隻と共に江戸を出て東北にいる旧軍を集め箱館五稜郭に無血開城に向かいます。
この時、五稜郭を挟み撃ちにする計画から箱館港に入らず、森町の鷲の木港に上陸した歴史が残っています。北海道駒ヶ岳の東路、西路を目立たずに移動するためと言われます。作戦は見事に成功し、旧幕府軍は五稜郭に無血入城しました。
箱館戦争に負けた旧幕府軍総大将の榎本武揚は、官軍黒田清隆に実力を見出され明治政府で様々な要職につき北海道開拓を進めます。そのひとつが、函館〜札幌本道の開削事業の責任者です。函館〜七飯峠下〜森町、室蘭〜札幌は道路を、森町〜室蘭は航路を選択。森桟橋跡に立つと室蘭が見えます。