小樽エリアからの日帰り観光

道央圏をぐるりと一周めぐる鉄道があります。札幌駅から小樽〜余市〜ニセコ〜長万部(函館本線)。反対側は、新札幌〜北広島〜千歳(空港)〜苫小牧〜白老〜登別〜室蘭〜洞爺湖〜長万部(千歳・室蘭本線)。このエリアに、ナショナルパークが2つ。ジオパークが1つ。自然と歴史とアイヌ文化と、そして近代的なまちづくりが進む複合エリアです。

余市~積丹エリア(よいち〜しゃこたん)

ニセコ積丹小樽海岸国定公園エリアです。海岸線は奇岩が並び、トンネルの多い場所。内陸は連山の未開発(自然のまま)状態です。その突端にあるのが人気の神威岬です。余市のニッカ工場では見学、試飲、買い物ができます。また、余市には有名なワイナリーが多く並んでいます。

ニセコリゾートエリア

世界的に有名になったニセコスキーリゾートのあるニセコも、ニセコ積丹小樽海岸国定公園のナショナルパークエリアです。富士山に似た、単山の蝦夷富士(羊蹄山)、ニセコ連山エリアです。尻別川で楽しむ、ラフティングやトレッキング、登山、キャンプ、ホーストレッキングなど、アウトドア体験が豊富です。

洞爺湖温泉エリア(とうやこ)

支笏洞爺国立公園のナショナルパークエリアであり、有珠山・昭和新山に代表される世界ジオパークエリアでもあります。洞爺湖は周囲46kmの大きなカルデラ湖で、水量が多いために北海道の寒さでも凍らない不凍湖です。中心の島と行き来する遊覧船が人気です。

登別温泉エリア(のぼりべつ)

世界ジオパークエリアです。登別温泉は9種類もの泉質を楽しむことができる温泉のデパートとして古くから人気の日本を代表する温泉です。温泉街の奥には数多くの湧出口や噴気孔があり、この煮えたぎる釜の様子を地獄谷と表現しています。宿泊客を楽しませる熊牧場、水族館、テーマパークがあります。

支笏湖~白老エリア(しこつこ〜しらおい)

白老町に国立アイヌ民族博物館があります。アイヌ文化の歴史に対し資料や体験、食を通して正しく理解する国内初の総合的な博物館です。噴火を繰り返す樽前山があります。世界トップクラスの透明度の支笏湖(約360mの深さ)や約270種類もの野鳥・水鳥が飛来するウトナイ湖(ラムサール条約登録)がある、自然、歴史、文化エリアです。