旅のはじまりは空港から

海外から、日本国内から北海道へのアクセス手段は飛行機でしょう。北海道内の7つの空港が、これからはじまる旅の入口です。

 

Hokkaido Nature Park

北海道の自然公園

 日本最北の都道府県である北海道は、総面積(広さ)78,420k㎡(北方領土含まず)、海岸線総距離3,066kmで、国土面積の22.1%を占める広大な島です。1860年頃から全国からの移住民の手で開拓が進んだこともあり、まだ歴史は浅く、未開の地が多いのが特徴です。北海道には、世界自然遺産1エリア、世界GEOパーク2エリア、国立公園6エリア、国定公園5エリア、北海道立公園12エリア、ラムサール条約登録湿地13エリアがあります。さらに、北海道は、はっきりとした四季(春・夏・秋・冬)を感じることができる魅力あふれる美しい土地です。

自然公園

MAP 世界自然遺産・知床(しれとこ)

北海道で唯一の世界遺産です。知床五湖、流氷、ヒグマ、オオワシ、温泉、滝など、自然の力強さとつながりの深さに感動します。

世界遺産地域の紹介

知床半島は北海道の北東部に位置し、火山活動などによって形成された標高1,500m 級の急峻な山々、切り立つ海岸断崖、湿原・湖沼群などにより構成されています。遺産地域はこの知床半島の中央部から先端の知床岬にかけての陸地と、その周辺の海を含む約71,100ha の地域です。

知床
豊かな生態系

MAP❶~❻ 国立公園

自然を保護する目的で国が指定し管理している公園が国立公園です。北海道には次の6つの国立公園があります。それぞれが全く別の自然体系であり、温泉や動植物などを間近に見ることができます。

❶ 大雪山国立公園 だいせつざんこくりつこうえん

大雪山国立公園は道中央部に位置し、北海道最高峰の旭岳(2,291m)を主峰とする大雪火山群を中心に、トムラウシ山から十勝岳連峰、石狩岳連峰などの壮大な山々や、北海道を代表する石狩川と十勝川の源流地域を含む「北海道の屋根」といわれる一帯が国立公園に指定されています。
これらの山岳は標高2,000m前後ですが、緯度が高いため本州の3,000m級に匹敵する高山環境を有しています。広大な高山帯は、エゾオヤマノエンドウやホソバウルップソウなど大雪山固有種をはじめとする高山植物で色鮮やかに彩られ、アイヌの人々に“カムイミンタラ—神々の遊ぶ庭”と称されたほどの美しい景観が登山者を迎えてくれます。また、氷河期の生き残りといわれるナキウサギやウスバキチョウ、然別湖固有種のミヤベイワナなど希少な生態系の宝庫です。

❷ 支笏洞爺国立公園 しこつとうやこくりつこうえん

支笏洞爺国立公園は北海道の南西部に位置し、支笏湖、洞爺湖の二大カルデラ湖に加え、羊蹄山、有珠山、樽前山など様々な形式の火山や火山地形を見ることができます。また多種多様な温泉や硫気の吹き出す地獄現象などの火山活動が多く見られ、まさに『生きた火山の博物館』といえる公園です。火山活動の恩恵として、登別、洞爺湖、定山渓などの北海道を代表する温泉観光地が賑わいを見せ、湖と森と火山の織りなす景観美が人の心を和ませてくれます。また、支笏湖は北限の不凍湖としても有名で、独特な濃紺の水面は訪れる人々を魅了しています。
本公園は、札幌市中心部や新千歳空港からも近いため、多くの人が来訪しやすい立地にあります。マイカーや団体ツアーバスによる、火山現象などの自然探勝や温泉を利用した保養などの周遊観光のほか、登山や高山植物観賞にも利用されています。

❸ 阿寒摩周国立公園 あかんましゅうこくりつこうえん

北海道東部に位置する阿寒摩周国立公園は、北海道で最も歴史のある国立公園の一つです。公園区域の大部分が亜寒帯性の針葉樹林を中心とする天然林に被われ、国立公園の中でも原始的な姿を有しているといわれています。
阿寒摩周国立公園の基盤は、千島火山帯の活動によってできた阿寒・屈斜路・摩周の3つのカルデラ地形です。火山と湖とのペアが狭い範囲でいくつも近接している地形は、全国的にも貴重なものです。
公園は大きく、阿寒地域と摩周(川湯)地域の2つのエリアに分けることができます。阿寒地域では、悠然とそびえる雄阿寒岳・雌阿寒岳やその周辺に広がる阿寒湖、オンネトーなどの湖沼の美しい景色が見どころです。摩周(川湯)地域では、世界有数の透明度を誇る摩周湖や、周囲の峠や山から一望できる屈斜路湖、季節ごとに変化する森林の景色が見どころです。

❹ 釧路湿原国立公園 くしろしつげんこくりつこうえん

釧路湿原国立公園は、北海道東部を流れる釧路川とその支流を抱く日本最大の釧路湿原及び湿原を取り囲む丘陵地からなります。手つかずの広大な水平的景観はこの地の何よりの魅力です。また、国の特別天然記念物のタンチョウをはじめ多くの動植物の貴重な生息地となっています。
釧路湿原は、明治以降、開拓が困難なため、役にたたない土地と考えられてきましたが、戦後の食料不足による農地開発や市街地開発及び丘陵地伐採などにより、湿原面積の減少や乾燥化が進みました。それに対し地元の研究者や自然保護団体が、湿原の価値を見直すための運動を続けた結果、その価値が国際的に認められ、昭和55年に日本で最初のラムサール条約登録湿地となり、7年後には国立公園に指定されました。
湿原を中心とする初の国立公園の誕生は、かつて「不毛の大地」と呼ばれた湿原の自然環境に対する価値が、地域の活動を通して見出された結果、日本の国立公園史に新たな歴史を刻んだ出来事といえます。

❺ 知床国立公園 しれとここくりつこうえん

アイヌ語で「地の果て」を意味する「シリ・エトク」を語源とする知床は、まさに日本の最東北端に位置します(北方領土を除く)。
知床国立公園は、火山活動や流氷などによって形成された険しく雄大な景観と、野生生物の豊かさに特徴づけられます。特にヒグマやシャチなどの大型哺乳類や、絶滅の恐れがある大型の猛禽類も多く生息し、それらを頂点として、様々な野生動物が相互に関係しあい、色濃く息づいています。
こういった生物の多様性と海・川・森の生態系のつながりが評価され、平成17年7月には知床は世界自然遺産に登録されました。

❻ 利尻礼文サロベツ国立公園 りしりれぶんさろべつ

利尻礼文サロベツ国立公園は、山岳、お花畑、海食崖、湿原、海岸砂丘など変化に富んだ景観を誇る日本最北の国立公園です。
利尻山は、利尻富士とも呼ばれるコニーデ型の美しい山で、公園のシンボル的な存在です。礼文島では、レブンアツモリソウなどの貴重な植物を含む高山植物のお花畑を低地で見ることができます。 抜海、稚咲内海岸では、帯状に発達した数列の砂丘の間に湖沼が点在し、ミズナラ、トドマツの砂丘林とともに珍しい景観を呈しています。 サロベツ原野は、泥炭地の上に日本最大級の高層湿原が広がっており、またガンやカモなどの野鳥の渡りの重要な中継地にもなっています。

MAP❶~❻ 国定公園

自然を保護する目的で国が指定し北海道が管理している公園が国定公園です。北海道には次の5つの国定公園があります。 力強さを感じる公園、風光明媚な美しさを感じる公園など、5つの公園はそれぞれ違った趣があります。

❶ 大沼国定公園 おおぬまこくていこうえん

活火山駒ヶ岳と湖沼群からなる公園。渡島半島の中央部に位置する公園です。この地域は、駒ヶ岳と大沼、小沼、蓴菜沼の大沼三湖が有名です。一年中を通して、森と沼と駒ヶ岳が美しく、日本庭園的な景観を見ることができます。

❷ ニセコ積丹小樽海岸国定公園 
   にせこしゃこたんおたるかいがんこくていこうえん

北海道の西部、日本海側に面する公園です。大きく3つの地区に分かれていて、ニセコ地区、積丹・小樽地区、海域公園地区とする公園。
・ニセコ地区は世界的に有名なスキーリゾートや温泉があります。
・積丹・小樽地区はキャンプ、釣り、海水浴で有名で随所に奇岩や岩礁があります。
・海域公園地区は神威岬や積丹岬など切り立った岩が連なっています。

❸ 暑寒別天売焼尻国定公園
   しょかんべつてうりやぎしりこくていこうえん

北海道西部の日本海に面する公園です。暑寒別山系、雨竜沼湿原、雄冬地区、天売島、焼尻島などで構成されています。暑寒別岳山頂からみる日本海の雄大さは格別で、また、標高850mにある雨竜沼は高層型湿原で150種もの花が咲きます。天売島はウミネコで有名です。

❹ 日高山脈襟裳国定公園
   ひだかさんみゃくえりもこくていこうえん

北海道の背骨と言われる日高山脈を中心にした日本最大の国定公園です。北海道の中ではもっとも手付かずのエリアで、登山道も整備されていない未開のエリアと言っても過言ではありません。それだけ原始的な自然が豊かです。
この地域のキーワードは、襟裳岬、アポイ岳、ジオパーク、日高山脈、幌尻岳です。

❺ 網走国定公園 あばしりこくていこうえん

北海道の北東部、オホーツク沿岸に面する公園です。この地域には小清水原生花園、ワッカ原生花園という植物群落があり6月頃から色鮮やかな花々が咲き綺麗です。また、サロマ湖、網走湖、濤沸湖などの湖沼があり、網走の天都山、能取岬などの展望地があります。

ジオパーク

ユネスコの基準に基づく高品質のジオパーク(大地の公園)は北海道に2つあります。どちらも火山活動と深いつながりがあり風光明媚です。

1.洞爺湖有珠山ジオパーク とうやこうすざんじおぱーく

北海道に2つある世界ジオパークの1つ。有珠山、昭和新山、洞爺湖を中心としたエリアで、ここでは有珠山などの火山活動を通した大地の公園に触れることができます。

2.アポイ岳ジオパーク あぽいだけじおぱーく

北海道に2つある世界ジオパークの1つ。アポイ岳や様似海岸、日高耶馬渓を中心とした エリアで、高山植物群、渓谷などの大地の公園に触れることができます。

道立自然公園

国立・国定公園に次ぐ自然の風景地で、北海道を代表する公園です。都道府県が指定し、自ら管理を行います。

ラムサール条約登録湿地

水鳥の生息地として国際登録されている湿地、池など