歩いてみよう!
札幌の道の歴史を知る

蝦夷地から北海道へ
 北海道には縄文人が住んでおり、北、東、南の三方から移り住んだアイヌ人との間に独自の文化を形成し先住民としてのアイヌ文化が成立します。その後、北海道に和人(日本人)が住んだのはB.C1300年頃と言われ、1700年頃から江戸幕府の支配が強まり松前藩が統治します。北海道開拓が本格的に始まったのは、江戸幕府が終わり、明治新政府の1868年からです。

北海道の開拓と創成川
 北海道は明治政府の開拓地です。開拓を担ったのが開拓使(役所)で、屯田制度によって屯田兵(有事の軍人、平時の農民)を中心に開拓民が全国各藩から集められ開拓が始まりました。まず、北海道の本府が札幌に決まり、最寄りの小樽港が人と物で栄えました。そして、札幌の開拓が始まります。そのルートは、小樽港を出港、石狩川河口から入り内陸に進み、そこからは人馬で運びますが、荒地のため効率が悪く、堀を作り川を繋ぎ、現在の二条市場までを手掘りの川で繋ぎました。これが今の創成川です。

大通り
札幌地下道
開拓通り